「気がついてみると、あんなに嫌だった親父の仕事の跡を継いでいました。」

そんな話を日本中のイシンホーム住宅研究会の大工からよく聞きます。親父さんが大工をしているのが嫌いで、都会のサラリーマンに。しかし、憧れのサラリーマン生活も束の間、来る日も来る日も書類をつくり、電卓を叩く生活をするうちに、よく親父の姿が浮かんでくるようになり・・・。親父さんは彼らが小さい頃、「これは俺がつくった家なのだ」と、自慢げにあちこちの家をわざと遠回りして見せてくれたそうです。
仕事はお金儲けが目的ではありません。
目的はいかに"人々の幸せ"に貢献するかという大義を実現することであり、お金はその一手段にすぎないのです。
ピンチのときも大義に則って判断し、行動すれば、世に認められます。
壁にあたって悩んでもいいのです。
悩むことでほんとうに大事なもの、捨てられないものがわかってくるのです。

「究仕事道繁栄」。

すなわち公のために仕事の道を究めることが企業や人に幸せと繁栄をもたらします。
そのことを全国、千にものぼる会社の職人さんや建築関係者に研修で学んでもらっています。
多くの人は仕事への信念を得ると人格が高まります。
会社の再建に貢献した例も少なくありません。
大義と信念を得た人材は後世への誇れる遺産です。
そうした人育てが私の使命と心しています。

イシンホーム住宅研究会には、「究仕事道繁栄会」という全国規模の勉強会のグループがあります。

「お客様と得意先に尽くす仕事の道を究めて繁栄する」仲間の会です。

工務店と業者・職人が力を合わせ、お客様に「最高の仕事」をして、喜んでいただくための方法を学び、実践し、共に喜びを分かち合い成長する中で繁栄発展を目指すことを目的とします。

古くなった児童養護施設や独り暮らしのお年寄りの家の改修工事など、総勢100人以上でボランティア活動もおこなうようになり、地域にも大変良い効果を生み出しました。

ボランティアの始まる前と、ボランティアをして喜ばれた後の両方の顔を見ると、明らかに顔が違います。
本当にすがすがしい、いい顔になるのです。

最高の仕事とは、家と、家を造るときのお客様と私たちの心の両方において満足度が最高である仕事です。

職人の働く意欲を促し、仕事を通して、世の中からもっと喜ばれるために―。

この永遠のテーマに向い、究仕事道繁栄会はこれからも勉強し続けます。
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