日本は、人口の5人に1人が65歳という、高齢化社会が進んでいます。高齢になっても、心も体も健康に過ごしていきたいというのが、多くの方々の願いです。現在、医療の世界においても、在宅が進められています。そのような中で、”生涯“について考えると、家のプラン設計も変わってきます。
高齢化社会は今のお年寄りだけではなく、私達もいつか通る道です。「親孝行の間取り」を考えると自分達にも幸がきます。介護が楽な間取りも大切なことです。平均寿命が伸び、認知症の人も85歳以上で4人に1人と言われる時代、医療の手助けとなる空間づくりが大切です。
顕著に増え続けている青年犯罪。ますます家庭における親子のコミュニケーションが大切になってきています。昭和の暮らしには、お茶の間、縁側、上がり椢など、現代が失いつつある「家族」のあたたかい絆がありました。
親と子の関係は、もっとよいものにできるよう、住まい方の工夫をしてみてはどうでしょうか。
ご提案するのは、母親が調理をしながら、子どもの宿題を見てやったり、学校であったことを気軽に会話できるカウンターテーブル。今までのダイニングテーブルはキッチンから少し離れた位置にありましたが、このカウンターテーブルはキッチンと一体型。テーブルの子どもたちと、よりしっかりとコミュニケーションがとれる設計です。
ダイニングから2階へ広がる吹き抜けは、2階の子供部屋とのつながりをしっかりと考えた、コミュニケーション空間。「3時のおやつよー。」「はーい。」っていうふうに、どこにいても会話ができる設計です。
光と風の中、自然がたっぷり楽しめるアウトドアリビング。青空の下、日光浴を楽しむ。子供と挑戦する日曜大工の超大作。ちょっとおしゃれに休日には家族でブランチを。週末にはホームパーティー。家にいながら、家族でアウトドア気分が味わえる空間です。
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