今、子供たちのストレスがたまっています。進学によるプレッシャーにさらされたり、過激で暴力的なゲームに費やす時間が増えたり、学校でのいじめで心の傷を負ったり。更に大きくなっても働かないニート。ストレス社会ができあがっています。

しかし、家庭では共働きの増加や離婚で、子供たちは家庭内で相談する相手がいなくて困っています。特に両親の離婚は子供たちにとって大きな問題です。

現代ほど、家族の大切さが問われている時代はないと思います。外で働くお父さんやお母さんは、社会の急激な変化に対応するために、競争社会の中で、仕事の方法においても考え方においても自己変革を求められ、戸惑っています。企業の再編成による配置転換、さらに合理化を追求する中で日々求められる成果など、新たに到来したコンピュータ社会の中で、ストレスが増えてきています。
みんな、悩んでいます。

だからこそ家族は、その悲しみを理解しつつ、お互いに寄り添い励まし合いながら成長するなかで、幸せな喜びをつかむ必要があります。
家族みんなでお互いのよさを発見する幸せです。
つまり「笑い声の絶えない空間」として住まいを見直す必要があるのです。

傷ついて帰っても、温かく受け入れてくれる存在としての我が家。
お互いの成長から過去を懐かしみ、現在に感謝し、未来への希望や夢を語れる我が家とそのシステムが必要である、と私たちは心から思います。

そこで、私たちは、家庭に映画館をつくりました。

家族の幸せ映像を大画面で観て、ボロボロ泣いて感動すれば、ストレスがとれます。
もちろん、話題の映画や思い出深い昔の映画を臨場感あふれる映像で楽しんだり、大切な家族から送られてきたビデオレターを見ることもできます。

物語にのめりこむには、やはり大画面。大画面で客観的に眺めるだけの映像だけではなく、自分自身が映像の中にいるような感覚を、家の中で体感することができたら、毎日が楽しくなります。

家族の思い出を観て、みんなで楽しむ。何回も何回も映像を繰り返し観ていると、お互いを思いやり、『ありがとう』という言葉が自然と出るようになります。

家族の絆が深まり、子どもを始め、家族が変わっていくことを感じていただけることでしょう。

そこで、私たちは、家の中に、回想法を活用した思い出ポケットをつくりました。

回想法は、戦争から戻った兵士の精神ケアや、お年寄りの認知症予防にも活用されていて、大変良い結果が出ています。

この空間に入ると、子供の小さい頃の絵やオモチャを見ることができて、ホッとします。

お父さん、疲れたと思ったら、ここに3分間、座ってみてください。

子どもたちの写真は、最高の特効薬です。

子どもへの愛情を写真とコメントで「見える化」すると、子どもの表情がうれしそうに変わります。

両親の働いている姿を貼り出すと、無言で親の背中を見せることになり、社会教育となります。

子どもは、自分が大切な家族の一員だと実感すると、親への理解や思いやりの心をもつことができます。子どもの心を素直にまっすぐに育てるためには、「あなたのことが大切。誰よりも愛しているわ。」という気持ちを、子どもに伝えることが大切です。

新築住宅だけでなく、是非、今お住まいのお家でも試してみてください。

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