地震大国日本では、昔から怖いものの代表として「地震・雷・火事・おやじ」といわれています。でもいま、日本人が死因として一番恐れているものは「ガン」かもしれません。
なんと、年間32万人もの人がガンで亡くなっているのです。この数は年々増加していて、数年後には80万人になるともいわれています。

ガンで亡くなる人が年々身近に感じ始めた時、私たちは、建築関係者も医学関係者の声やガンになった人の話をよく聞き、ガンになりにくい家庭環境の設計をおこなうべきではないかと考えました。
建築の分野でも、ガンへの免疫力を高める生活に貢献できることがあるのではないか、と。

イシンホーム住宅研究会は「建築」のプロ集団ですから、「健康」については、お医者様の協力が必要でした。
私たちの家づくりの根拠とさせていただいたのは、免疫学における世界的権威である安保徹医学博士のご著書です。

安保先生のご著書を読むにつれて、人間には本来病気を治す免疫システムが備わっていることがわかりました。
自分の主治医は自分であると心の底から納得しました。
それならば、免疫力を高める家を造ろうではないか、と決意したのです。

イシンホーム住宅研究会は、平成19年4月、安保先生より直接、ガンと自律神経の関係を学ぶ機会を得ました。
また、同年10月、兵庫県豊岡市に「ガンにならないための家庭環境を考える」研究棟を建築しました。
安保先生にも現地においでいただき、実際に家を見ていただきました。
今も、安保先生より免疫力を高める住まいづくりについて、私たちは学び続けています。


▲様々な分野の専門家が一同に集まった、
2007年神戸全国大会
新潟大学大学院医学部・医歯学総合研究科教授。
1947年青森県生まれ。
東北大学医学部卒。
英文論文の発表数は200本以上、国際的な場で精力的に活躍し続ける、世界的免疫学者。著書に『未来免疫学』『絵でわかる免疫』『免疫学問答』など。

「免疫革命」
安保徹著
講談社インターナショナル

「免疫力を高めるレシピ」
安保徹 監修

世界的免疫学者で、英文論文の発表数が200本以上にのぼり、国際的に活躍し続けている新潟大学医学部教授・安保徹氏をお迎えして、ガンの本当の原因と、ガンにならない生活習慣について講演頂いた。

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