池上工務店とは建築一筋ファミリーです

福井池上工務店 代表取締役 池上俊雄
はじめまして代表取締役の池上 俊雄です。
昔、家を建てるのは、請け負いの大工さんにお願いをするのが当たり前だった頃、私の祖父、そして父もまた良き時代の棟梁でした。
「大工さん、いつ建ててもらえるかの~」「次の次やの~」との会話。
そこには信頼があり、お互いにただ良い家を造りたいという共同目的があったのです。
私も元々建築が好きでしたので建築科を卒業後、地元企業の現場監督として勤めていました。
現場監督として建築の全体像がわかった頃、幼い頃から祖父、父のこだわった仕事を見てきた私は、もっと本当にお施主様の為になる良い家を造りたいという思いから、28歳で池上工務店を起業しました。
しかし、理想とは違いその頃から大手ハウスメーカーがどんどん参入し、建築業界は一大住宅販売業に変わってしまいました。
私は今、家を建てる事の大切な何かが足りない様に思う事があります。
「本来、家は家族が集まり夜露をしのぎ身体を休める所である。」この基本の上にそれぞれの生活スタイルに合ったデザインや間取り、インテリア等があるという事です。
デザイン性・便利性を重視してコストをかけ過ぎ、構造体を無視する様な建築は決して良いものではありません。
家造りをイメージする時、モデルハウスの様な家を思い浮かべるでしょうが、家はそこで生活をするための道具の為、床が傷付いたり壁が汚れたりするのは当たり前の事でその事が家族の生きてきた証であり楽しい思い出です。
それより、全て建築屋に造らせるのではなく、自分達で棚を造ってみたり快適に暮らせる様に工夫をして生活をしたらどうでしょうか?
お金を出せば何でも出来る世の中だからこそ、少しの不便さを家族で補って生きる事こそ家本来の姿だと私は思います。

最後になりますが

家造りで最も大事な事は、お施主さんと施工者の信頼関係である事は言うまでもありません。
昔は、契約書や保証書が無くても当たり前に仕事をしたのですから...。
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