ゆりちゃんの言葉を聞いたお母さんは、思わず駆け寄り、ゆりちゃんを抱いて号泣されていました。
そして何度も、「ありがとう。ありがとう」と、声にならない声でつぶやいておられました。それを見た私たちも魂の底に、「ありがとう」の言葉が刻まれました。

ちっちゃいけれど、これほど多くの人の心を動かした偉大な仕事は、今までにありませんでした。
引き渡しセレモニーは、これからもずっと続けたいと思います。

なぜなら、このような生涯でもっとも感動的な場面に立ち会うという体験を味わうと、それは家づくりへの自信となるだけでなく、感動そのものが仕事の励みになるからです。

家づくりに携わる私たちも、ゆりちゃんの「ありがとう」という言葉を忘れずに、最後まで感謝の心でよい仕事をさせていただくことを誓います。
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